人生100年時代の生涯学習として、日本女子大学名誉教授 田中雅文さんを講師としてお招きしました。
配布資料
- 本日の講義資料
- 感想記入の資料
講義
0.講師の紹介
・田中雅文(まさふみ):日本女子大学名誉教授
・大学院。シンクタンク(都市計画)、文科省研究所、日本女子大学26年、退職。7x歳。
・研究所で、生涯学習に関わる。
・地域でボランティア活動「武蔵野の森を育てる会」保全活動。独歩の森
・本も書く。
・趣味:陸上競技、短距離。京都マラソン。最近は歩き。筋肉の貯金をしろと。
1.人生100年時代
1.1人口のピラミッド
・ピラミッドの説明
・動画を上映、人口の遷移。
・グラフでの人口遷移。
1.2人生100年時代をどう見るか
・100年という期間の今、人生のペースを考える。達成思考が先生の世代でもっている。
・現代は退職後の期間の長さ。
- 55年定年が主流で再雇用だった。
- 退職後の時間を楽しむ。
- 授業でSDGSの関係で、ボランティアに参加する若手が多い。職業生活も増える
・時代変化と高齢者のギャップ
・地域・社会を支える高齢者への期待
平日にやりとりをする人が少ない。ワークシェアリング。
・上手に生きるための学びとは?
2.生涯学習とは何か
2.1市民の学習あれこれ
・地域・社会における学習
大人が学ぶ、学生も学ぶ、子どもも学ぶ
・家庭における学習
・学校における学習
・事例紹介(写真)を投影、資料になし。
2.2生涯学習を図式化すると・・・
・人生80歳での表記。関係性を表記。
・生涯学習の全体像。体系図
・子どもの遊びそのものが学習。
→偶発的学習
・独力的学習:学ぼうとする意欲
・生涯学習の理念。教育基本法3条
成果を適切に生かす社会・環境を作ることを記載している。
・学習成果の活用状況の図。
・仕事で活かすというのが最近増えている。
・休憩がてら、もしもしかめよの歌を歌う。
3.日本人の学習実態
・内閣府世論調査。2022年
(1)学習の形態・形式
・2022年:インターネット、書籍・雑誌、公的機関の講座
1人で学べる環境が多数。
・2018年:個人学習の傾向あり。
・2015年:インターネットがない、公民館、自宅。この間でがらっと変わった。
・学習の形式の分類
- 個人学習、
- 集会学習:今の学習講座の受け方
- 集団学習:大学でいうゼミ。意見交換をする
・公民館では集団学習がたいせつと言われている。
・2017年は、3つ均等だったが、その後は個人学習が大きくなった。
(2)学習の内容
・2022年:日本人の望む学習活動の内容
健康・スポーツ、仕事、インターネット、趣味、家庭
・2018年:趣味、健康・スポーツ、仕事、家庭、教養
・2015年:健康・スポーツ、趣味、仕事、教養、家庭
・職場では、命令研修型と自らの仕事能力を向上させたいという意思とがある。2022年はこれが占めているのではないか(仮説)
・日本人の学習実態(まとめ)
4.これからの学びを考える
4.1求められる「つながりの再創造」
・現代の消費社会は、ある程度のお金でサービスなどをうけることができ、隣人などの関わり・つながりがなくてもいきていける社会になった。
・無縁社会。現代は個性尊重の時代なので、つながりを求める姿にいく。
・強制された社会じゃない。NPOのもとに集まっていく。
・伝統的共同体が昔の町内会のようなイメージ。武蔵野市には町内会がない。
4.2 人びとが地域で学ぶことの3つの効果
・一人一人の人生が豊かになる
・学習を通して「つながり」が生まれる
・学習成果を地域づくりに活かす
→多文化共生
ウェルビーイング=人も社会もよくなっていくこと
4.3 公民館での学び
・公民館を民間のコミュニティセンターへ制度変更などもある。
小学校:20000校
中学校:10000校
高等学校:5000校
・3つの効果を目指す公民館
・社会教育法20条:公民館の目的
・昭島市公民館の4つの「ひろば」
- 市民のひろば
- グループ活動のひろば
- 市民のみなさんの自由な交流ひろば
- 文化創造のひろば
4.4 未来にひろがる生涯学習
・インターネットをどにょうに活用するか
・対面型の学びを楽しむ
・生涯職業設計のなかで何を学ぶか
・日々の生活を豊かにするために
・ボランティア活動・市民活動を深めるため
「生涯学習で豊かな人生を。」
質疑応答
(省略)
事務局より事務連絡
- 次回、第3回は、バードウォッチングを予定
- 晴天の場合は、羽村駅集合
- 雨天の場合は、中止で昭島市公民館で講義。
- 中止の場合には、電話連絡かメールで連絡。