第12期 1年次コース 第2回 人生100年時代の生涯学習(2025.04.26)

第12期講義レポート

人生100年時代の生涯学習として、日本女子大学名誉教授 田中雅文さんを講師としてお招きしました。

配布資料

  1. 本日の講義資料
  2. 感想記入の資料

    講義

    0.講師の紹介

    ・田中雅文(まさふみ):日本女子大学名誉教授
    ・大学院。シンクタンク(都市計画)、文科省研究所、日本女子大学26年、退職。7x歳。
    ・研究所で、生涯学習に関わる。
    ・地域でボランティア活動「武蔵野の森を育てる会」保全活動。独歩の森
    ・本も書く。
    ・趣味:陸上競技、短距離。京都マラソン。最近は歩き。筋肉の貯金をしろと。

    1.人生100年時代

    1.1人口のピラミッド
    ・ピラミッドの説明
    ・動画を上映、人口の遷移。
    ・グラフでの人口遷移。

    1.2人生100年時代をどう見るか
    ・100年という期間の今、人生のペースを考える。達成思考が先生の世代でもっている。
    ・現代は退職後の期間の長さ。
      - 55年定年が主流で再雇用だった。
      - 退職後の時間を楽しむ。
      - 授業でSDGSの関係で、ボランティアに参加する若手が多い。職業生活も増える
    ・時代変化と高齢者のギャップ
    ・地域・社会を支える高齢者への期待
      平日にやりとりをする人が少ない。ワークシェアリング。
    ・上手に生きるための学びとは?

    2.生涯学習とは何か

    2.1市民の学習あれこれ
    地域・社会における学習
    大人が学ぶ、学生も学ぶ、子どもも学ぶ
    ・家庭における学習
    ・学校における学習
    ・事例紹介(写真)を投影、資料になし。

    2.2生涯学習を図式化すると・・・
    ・人生80歳での表記。関係性を表記。
    ・生涯学習の全体像。体系図
    ・子どもの遊びそのものが学習。
      →偶発的学習
    ・独力的学習:学ぼうとする意欲
    ・生涯学習の理念。教育基本法3条
      成果を適切に生かす社会・環境を作ることを記載している。
    ・学習成果の活用状況の図。
    ・仕事で活かすというのが最近増えている。
    ・休憩がてら、もしもしかめよの歌を歌う。

    3.日本人の学習実態

    ・内閣府世論調査。2022年
    (1)学習の形態・形式
    ・2022年:インターネット、書籍・雑誌、公的機関の講座
      1人で学べる環境が多数。
    ・2018年:個人学習の傾向あり。
    ・2015年:インターネットがない、公民館、自宅。この間でがらっと変わった。
    ・学習の形式の分類
     - 個人学習、
     - 集会学習:今の学習講座の受け方
     - 集団学習:大学でいうゼミ。意見交換をする
    ・公民館では集団学習がたいせつと言われている。
    ・2017年は、3つ均等だったが、その後は個人学習が大きくなった。
    (2)学習の内容
    ・2022年:日本人の望む学習活動の内容
     健康・スポーツ、仕事、インターネット、趣味、家庭
    ・2018年:趣味、健康・スポーツ、仕事、家庭、教養
    ・2015年:健康・スポーツ、趣味、仕事、教養、家庭
    ・職場では、命令研修型と自らの仕事能力を向上させたいという意思とがある。2022年はこれが占めているのではないか(仮説)
    ・日本人の学習実態(まとめ)

    4.これからの学びを考える

    4.1求められる「つながりの再創造」
    ・現代の消費社会は、ある程度のお金でサービスなどをうけることができ、隣人などの関わり・つながりがなくてもいきていける社会になった。
    ・無縁社会。現代は個性尊重の時代なので、つながりを求める姿にいく。
    ・強制された社会じゃない。NPOのもとに集まっていく。
    ・伝統的共同体が昔の町内会のようなイメージ。武蔵野市には町内会がない。

    4.2 人びとが地域で学ぶことの3つの効果
    ・一人一人の人生が豊かになる
    ・学習を通して「つながり」が生まれる
    ・学習成果を地域づくりに活かす
     →多文化共生
    ウェルビーイング=人も社会もよくなっていくこと

    4.3 公民館での学び
    ・公民館を民間のコミュニティセンターへ制度変更などもある。
      小学校:20000校
      中学校:10000校
      高等学校:5000校
    ・3つの効果を目指す公民館
    ・社会教育法20条:公民館の目的
    ・昭島市公民館の4つの「ひろば」
     - 市民のひろば
     - グループ活動のひろば
     - 市民のみなさんの自由な交流ひろば
     - 文化創造のひろば

    4.4 未来にひろがる生涯学習
    ・インターネットをどにょうに活用するか
    ・対面型の学びを楽しむ
    ・生涯職業設計のなかで何を学ぶか
    ・日々の生活を豊かにするために
    ・ボランティア活動・市民活動を深めるため

    「生涯学習で豊かな人生を。」

    質疑応答

    (省略)

    事務局より事務連絡

    • 次回、第3回は、バードウォッチングを予定
    • 晴天の場合は、羽村駅集合
    • 雨天の場合は、中止で昭島市公民館で講義。
    • 中止の場合には、電話連絡かメールで連絡。

    配布物(ダウンロード)